浄化槽は、水中に存在するたくさんの微生物の力を借りて汚水を浄化する装置です。
トイレや台所、お風呂場、洗面所等から流れ出た汚水は、浄化槽内で汚水に含まれる固形物をため込み、微生物たちが汚水に含まれる有機物を食べ、水を浄化してくれます。したがって、定期的な保守点検・清掃、日々のちょっとした使い方の気配りにより、水中の微生物たちの働きやすい環境を保ってあげることが重要です。
定期的な保守点検・清掃
- 浄化槽を使い始めてから6ヶ月経過後に「設置後等の水質検査」(通称7条検査)を、それ以降は年1回の「定期検査」(通称11条検査)を受けることが、浄化槽法により設置者に義務づけられています。
- 登録業者による常日頃の保守点検を行いましょう。
- 許可業者による定期的な清掃を行いましょう。
日常の使い方~浄化槽にやさしく
- 使用後は水を流しましょう。
- 専用のトイレッペーパーを適量使用してください。その他の紙やオムツ・生理用品・タバコの吸殻等は流さないで!
- 便器のお掃除に塩酸などの劇薬は使用しないでください。
- 食器に付いたひどい汚れ、油などは要らない紙や布等で拭き取ってから洗うようにしましょう。
- 野菜くずなどは水切り袋等を利用し、そのまま流れないようにしましょう。
- 使用済みのてんぷら油などは流さないでください。
- 入浴剤は適量使いましょう。
- 洗濯洗剤は適量使用しましょう。
- 浄化槽の上にはものを置かないようにしてください。
- 浄化槽の電源は絶対に切らないようにしてください。